カルマヨガとは?//自分につながり役割を全うするヨガ

ヨガにはさまざまな流派があります。

その中でも、古典ヨガに分類されるヨガの4大流派、ラージャヨガ/バクティヨガ/ギャーナヨガ/カルマヨガの一つであるカルマヨガについて、今日はインナーアクティベーションヨガの観点から書いていきます。

カルマヨガが生まれたのは、紀元前800=500年頃だと言われ、現代ヨガのハタヨガが生まれるさらにもっと前に遡ります。(ハタヨガにも現代版と古典版の2種類があります。)
18巻よりなる大叙情詩『マハーバーラタ』第6巻に編入されている『バガバッドギーター』(神の歌)にカルマヨガは説かれています。
ヨガを深く学んでいたら、一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?

パーンダヴァ軍の王子、クシャトリア(王族・武士)の身分に生まれたアルジュナと、彼の導き手であり御者を勤めているクリシュナとの間におりなされる二人の対話によって、カルマヨガが語られています。
兄弟、両親を二分したパーンダヴァ軍とカウラヴァ軍の戦いに直面したアルジュナは、クリシュナから『迷いをすてクシャトリアとしての義務を遂行し殺せ』と強く勧められます。『この戦いから背き、戦いたくない、自分の親類や友人を殺すなんてできない』と嘆くアルジュナ。

そんなアルジュナに、クリシュナは、「アルジュナよ、あなたの職務は行為そのものにある。決してその結果にない。執着をすて、成功と不成功を平等のものとみて、ヨガに立脚して諸々の行為をせよ。ヨガは平等の境地と言われる」と、カルマヨガを説くわけです。ー wikipediaから一部抜粋 ー

palace near body of water




生まれながらにクシャトリアという武士の階級に生まれ、その変えられないダルマ(役割・義務)を受け入れられず、闘いに行きたくないと嘆くアルジュナ。

よく勘違いされるのが、クリシュナは殺すことをアルジュナに勧めているのではないのか?と捉える方がいらっしゃいます。

ここは、現代の人の視点や感覚で捉えてしまうと、物語の真意には辿り着けません。
現代では人を殺めることは法律に触れるため、やってはならないことですが、そもそもアルジュナが生きた身分階級がはっきりしている戦いの時代に生を受け、戦いに出向くための階級クシャトリアに生まれてきたアルジュナの生まれながらの役割・置かれている環境に腹を据えて、結果は気にせず、ただ自分の責務を全うしろ、とクリシュナは言いたいのではないでしょうか?
なんか、、鬼滅の刃の煉獄さんの言葉が思い浮かんできます(笑)

これを現代に合わせて読み説くと、今、自分が生まれ落ちて選んだ両親・兄弟・自分の子供・生まれた環境・自分の身体的/精神的特徴、など、絶対どう頑張っても変えられないものってあるのではないでしょうか?
それに腹を据えて、自分の役割、自分の幸せ生み出すことを全うすることに集中しなさい、クリシュナはそう現代を生きる人に伝えたいのではないか?と解釈しました。

◉自業自得と言う概念

ここでカルマヨガについて書いておきます。
カルマとは、行為、または行為の結果とも訳されます。

カルマヨガとは、行為の結果に執着することなく、日々奉仕することで悟りを得る、と言う修行法です。
人は行動することで『自分にとってどんな利益が返ってくるのか?』と期待したり、『ここまで頑張ったのだから自分が思うような結果が得られてもいいだろう。』と思い通りの結果になることを無意識に感じながら、行動をしてしまうものです。

カルマヨガでは、行為の結果に見返りを求めたり期待することを手放し、『行為するプロセスに集中し全うしなさい』と言う教えを元に、日常生活、社会生活の中で奉仕の精神のヨガとして説かれています。
仏教の教えにもある『自業自得』と言う概念もまさに同じですね。『自分が行ったことは自分に返ってくる。』と言う概念は皆さんも聞いたことがあるのではないでしょうか?


◉カルマとは?
心の捉え方・心の周波数の波



カルマとは一体なんなのか?
カルマとは、『行為の結果』『行いの結果』『自分がしたことの結果』と訳されることが多く、自分自身を縛り付ける苦しみのように捉えられることが多いのではないでしょうか?
必要以上にカルマを怖がる方って多いものです。私もそうでした。

ヨガを学び始めたころ、同じクラスに『カルマが減るように、ジャパ瞑想を毎日1時間しています。』とか、『カルマが減るように、マントラを唱えて、祈りを捧げて瞑想しています。』というヨガの先生がかなりいらっしゃって驚いたのを覚えています。それをみて、私自身『あんなに頑張らなければ、悟れないし、カルマは減らないのかな?』と疑問が湧いて逆に不安になったものです。

人は、自分自身に不都合なことが起った時、『なんでこんなことが起きたのかな??』『私の何がいけなかったのだろう?』と、突発的に心が反応して心の揺れに翻弄されバランスを崩してしまう方って多いのではないでしょうか?
そう、この心の反応がカルマです。
わかりやすく書くと、『心の反応』『捉え方』『心の揺れ』、科学的な観点で書くと、『心の周波数の波』のことをカルマといいます。

カルマには3種類あり、
過去、または今世以外の過去世から今世に引っ張ってきて(➕振り分けられたカルマ)、現実を通して突発的に発現する心の揺れ⇨『プラーラブダ・カルマ』
今世でまた心が反応して起こる揺れ⇨『アーガミー・カルマ』
未来これから反応するかもしれない揺れ⇨『サンジタ・カルマ』

この3つに分けられます。

ちょっと感じてもらいたいのですが、上の『カルマが減るように、ジャパ瞑想を毎日1時間しています。』の例でみてみると、『カルマが減るように』と結果に執着してジャパ瞑想している場合、見えない領域でカルマ=心の周波数はどうなっていくでしょうか?
そもそもなぜ『ジャパ瞑想をすること』が、『カルマが減ることだ。』と、結びついたのでしょうか?
カルマを減らしたい!!その思いの奥に、カルマをこの生徒さんはなんて捉えているでしょう??
カルマが来たら『不安、怖い、嫌だ、受け取りたくない、私が期待するいい現実だけください!!。。。。。』
そんな心の周波数の揺れがあるのではないでしょうか?

ということは、そのカルマ=心の周波数を自ら放ちながら、『ジャパ瞑想をする』という行為をしているってことになるわけです。

◉大事なのは、行為ではなく
どんな周波数を放って
行為しているのか?ってこと。



と言うことは、、無意識にこの心の周波数を毎回放ちながらジャパ瞑想しているので、カルマ=心の周波数は、掛け算のように増えていることになります。
ネガティブな心の周波数が増えれば増えるほど、重く荒い心の周波数になるため、どんな現実がやってきても、ネガティブで囚われのある捉え方、考え方しかできなくなるわけです。
そして、心の周波数が重くなるほど、現実に引き寄せられてくる物事、ご縁、環境も重くなります。そして、また同じような現実を引き寄せ、同じような捉え方しかできないため、またさらに重い現実を引き寄せるというループにハマっていくわけです。これがカルマのカラクリです。

自分が放っている心の周波数を自分で気づいて変えていくってとても難しいものです。
自分が放っている周波数が変わらないのなら、結局は気づかないうちに、ぐるぐる同じような体験や行動を繰り返してしまうものです。この心の周波数の転換ができないために、人は何転生もかけて、同じような体験、人生を繰り返します。そして自分にとって、それが当たり前すぎることの方が多いため、自分がそれを起こしていることにさえも気づけないものです。

カルマヨガで示す、『行為に集中すること』とは、心の周波数の波を完全に沈めた状態(厳密には、心の波が完全に静まった状態の本来の私につながりながら、自分の心の反応をデトックスしながらみている状態)で、行為・行動することを差します。
言い換えると、ジャッジメントがないバランスした自分につながり行為すること全てがカルマヨガということです。

そう考えると、『親のいない子供たちを育てなきゃ』とか、『ボランティア活動に精を出さなきゃ』とか、社会で言われている奉仕活動をするからといって、カルマヨガになるとは限らないわけです。
見た目の職業や社会的地位、お坊さんであっても、カルマヨガをしていたとはほど遠い場合もあれば、普通に日常生活を過ごしているビジネスマンであっても、自分につながり心の波が静かに自分の仕事を全うして行為に集中しているなら、カルマヨガをしていたことになるわけです。

インドのアシュラムに入って一生懸命、無料で奉仕して頑張って社会貢献している人だけが、カルマが減ってカルマヨガをしていることになるわけではないのです。

◉カルマ=心の捉え方を変える方法

ここまで読んでいただいて、ありがとうございます。
『今まで一生懸命、瞑想頑張ってきたのに、、。』と疑いたくなるような感覚を感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか?

そう感じてくださっているなら、私と同じように、あなたが今までヨガを追求して頑張って来たからこそ、このブログに出会えて私とご縁が結ばれたのだと私は思います(笑)
何も感じず『そんなの嘘だ!!』と、頑なに自分の思うヨガのやり方に凝り固まってしまっていることの方が、心とカラダが硬くなっている状態ですので、ちょっと危険です(汗)

先ほどカルマには3つの種類があると書きました。
これら3つのうち、今から変えられるカルマの種類が2つあります。
それはどれでしょう??

taj mahal india


正解は、、
今世でまさに心が反応している心の揺れ⇨『アーガミー・カルマ』
未来これから反応するかもしれない揺れ⇨『サンジタ・カルマ』

自分が現実を通して『自分の心はどう現実を捉えているのか?』は、今からいくらでも変えられます。
『今』の捉え方が変わったら、未来の捉え方も変わります。そして、今も未来も変われば、過去の捉え方も変わります。


◉カラダから循環して軽くすると、
楽に捉え方が変わります。
それがインナーアクティベーション・ヨガ


今の捉え方を変えられるのは、今の等身大の自分をニュートラルに認識でき受容できて初めて、新しい自分の捉え方に変えていけるものです。

ただ、カルマ=心の捉え方を変える時に、どうしても摩擦が起こるため、苦しかったり痛いのです。
ほとんどの方はこの心とカラダのデトックスの痛みを安心して体感できないため、痛みがありそうなめんどくさいこと(自分の恥ずかしい思い込みや許せない怒り、今までの経験で作られた価値観など)は、それが自然な法則に反していたとしても、あえて無意識に避けて見なかったことにする方が多いものです。
これですと、カルマ=心の捉え方を燃やす摩擦が起きず、燃焼が進まないため、昇華することができないため捉え方は変わりません。

ですが、カラダから循環するだけで、最小限の痛みを抑えながら自動でデトックスが進むインナーアクティベーション・ヨガは、『気づかない内に捉え方が変わってた〜!!』と言うことが起こるのです。

これなら今まで難しかった、心の反応パターンを変えることが楽に進み、心の捉え方が自分の自然に沿って無理なく変わるからこそ、行動が変わり、結果も変わります。
さらに、安心してどんな結果も自由に受け入れられる、『心とカラダが究極にバランスした状態』に整えているため、自分が期待する結果と違ったとしても、そのままの自分を受容できているから、気持ち悪くないのです。

◉カルマヨガ
=自分につながって生きること


ヨガっぽく書くと、大いなる源である私としっかりつながって、ただ生きること。
これこそ、カルマヨガであり、最大の奉仕なのではないでしょうか?

難しいことは何一つありません。

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